2007-01-01から1年間の記事一覧

「わかる」ということの意味 新版 (子どもと教育)

?何のためのわかるのか-文化的実践への参加- の章がいいですね。何のためなのか!重要です。メモ ・わかっている人とは、与えられた課題を与えられたものとみなさないで自分自身でわかるべきことを設定することができる人。目標の再設定ができる人。 ・わか…

都市/建築フィールドワーク・メソッド (10+1 Series)

挿絵がいい。創造を掻き立てられる。メモ ・優れたフィールドワークには、優れた方法論、プロセスが隠されている。それを知りたい。 ・現地の経験に基づくデータの集積がフィールドワーク。調査項目、質問紙票による数量データはフィールドワークに縁遠い。…

サブカルチャー反戦論 (角川文庫)

あまっちょろい考えだとして非難することは容易いが、真剣に考える価値はある。この考えがサブカルチャーとは悲しい。 ・憲法の主権は国民一人一人にある。小泉や福田がアメリカを支持して戦争に加担すればその責任は私たちだ。もっと言えばイラク国民を間接…

イメージの世界―未来のプロフィール

師の著書。生理人類学。メモ ・智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。夏目そう石 ・長生きするためのコツ 低カロリーの食事習慣 低い体温を保つ。魚は低い水温で育てると長生きする。 ・キリスト教の…

手塚治虫傑作選「瀕死の地球を救え」 (祥伝社新書)

↓これが深い感じだ。白縫---埋め立てられそうな美しい海をめぐる兄弟の話。 小さい娘が実は昔助けたひな鳥だったという話。

身体化された心―仏教思想からのエナクティブ・アプローチ

ざっと読み。認知科学者の経験主義回帰。 memo ・認知とは、心的表象である。 ・認知科学の概念チャートはおもしろい。 ・世界はいかにして存在するか、我々とはなにか、我々はいかにして世界を知るようになるか そう、この問いに答えを! ・この本、エナク…

日本の昔話 (新潮文庫)

日本の昔話 柳田国男 memo ・ハナタレ小僧様 は肥後の玉名地方の昔話だったげなー ・美しい女 池 水 動物 長者 金 酒 子宝 土地、姫 狐 狸 ・臼は、右へ回すと欲しいものが出る。左へ回すと出なくなる。

情報学的転回―IT社会のゆくえ

中沢新一よりもストレートを投げる人。同意する箇所多し。 memo ・90年代は、競争とエゴイズムの追求。競争とエゴイズムの無条件の肯定 ・いまの若者は本当に拝金主義か?大学生の使命感は無くなったのか? ・いまはすたれた身分制社会は、役割社会だった。…

自由の哲学 (ちくま学芸文庫)

難しいので途中までしか読んでません。この人は広く深いようです。 ・意識的な動機と無意識的な衝動の問題。自由と偶然と必然と。 ・自分が世界、宇宙と独立した存在だと考えるようになると、それを統一するために宗教や科学や芸術を発展させる。自分にはな…

普通のデザイン―日常に宿る美のかたち

普通のデザイン 「普通のデザイン」より「弱さのデザイン」のほうが思想的に魅力を感じる。「弱さのデザイン」は美しいとは何かという問いの一つの解。メモ ・和辻哲郎の風土を語る。座る文化は仏教的で座俗的。歩く文化は動的でキリスト教的で立俗的で砂漠…

現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)

なんとも難しく書いてある。 「社会学入門」は面白かったのに。。。

CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X)

Contents Future ヒントになることがあるな〜。対談形式な本はこうあるべきだ。メモ ・音楽でいえばサビだけ聴くというコンテンツの消費スタイルになりつつある。若い子はテレビを見ずにネットを見る。情報処理のスタイルがネット的になるということ。 ・違…

MOONLIGHT MILE 1 (ビッグコミックス)

現実的な近未来。 宇宙を工事現場に。宇宙を戦争現場に。宇宙をエネルギー場に。

心のシミュレーション―ジョンソン・レアードの認知科学入門 (新曜社認知科学選書)

人を計算式に例えられるという立場に立って見れる本。難しいようです、計算式も、この本も。 memo ・機械論的立場にたった認知科学。心はコンピュータ、眼はカメラ、ネジが細胞などなど。わかりやすいものに例えると、理解できたように感じるけれど、それは…

世界を肯定する哲学 (ちくま新書)

著者がお薦めするように、9章から12章まで読みました。メモ ・友人と気が合うか合わないかは、つまるところ「ユーモアの質が同じかどうか」で測っているのかも。 ・小さい頃の記憶が写真の断片から派生していること、例えば運動会や旅行の記憶はあるけれ…

無意識の構造 (中公新書 (481))

途中まで。フロイトよりユングが好き。 ・父親を殺して母親の愛を勝ち取ろうとするエディプスコンプレックス。 ・母親を殺して父親の愛を勝ち取ろうとするエレクトラコンプレックス。 ・兄弟に競争心をいだくカインコンプレックス。 ・親切にされたい、救っ…

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

読み物としておもしろい。メモ ・もし生命を「自己複製するもの」と定義するなら、ウィルスはまぎれもない生命体。 ・オズワルド・エイブリー DNA=遺伝子だと世界ではじめて気づいた人物。 ・直感とかひらめきとかセレンディピティとかによってもたらされる…

街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

カルチュラル・スタディーズ。こんな感じなら意味がある。 メモ ・私はあんたとは違うと 言える他者の存在がアイデンティティーをもたせる。 他者は鏡。他者はライバル。 ・ジャック・ラカン 原因とはうまくゆかないものにしかない ・マイクロスプリット 微…

第3の感性

第3の感性 ちょっと古いけど現代人の価値変遷動向が読める。わかったような気になれる。メモ ・衣食住 の次に遊、休、知、美 ・ネオフィリア 好奇心新しもの好き ネオホォビア 恐怖心、新しいものを恐れる ・ジョン・ネイスビッツ アルビン・トフラー ホーム…

人はなぜ話すのか―知能と記憶のメカニズム

翻訳がいまいち。事例物語が読みにくくて。この本で想起するのは、松岡正剛の編集工学。 ・要点よりももっと伝わる、共感してもらえる方法。それはエピソードを交えた話しかも。要点よりも伝わるのかも。 ・同じ話しをする爺さんよりも、適材適所に話しをす…

「脳」整理法 (ちくま新書)

偶有性 と 世界知と生活知 という切り口で。メモ ・偶有性 半ば偶然半ば必然に起こること ・ニュートン 私が遠くを見ることができたのは、巨人の肩に乗っていたからだ。 ・科学から得られる世界知と私たち生活知との溝が、〜すべし、という倫理感に根付くよ…

いま私たちが考えるべきこと (新潮文庫)

メモ ・一人称複数の一体感。ないな〜。関係ないや〜という気持ちをなくさなければ。関係ないはカッコ悪いぞ。 ・しかたがないと孤立を充足に置き換えるか、距離を隔てて対立相手とするか、この2つの選択肢だけか?いや、私は私たちの一部だと考えるだけで済…

大人の写真。子供の写真。 (エイ文庫)

子どもの感覚。子どもにはもともと意味なんかない。 まんま。 地球の前では、大人も子どももないようで。。。

孔子 (ワイド版岩波文庫 (155))

和辻さんの本は頭に入って来にくい。 もう少ししてまたトライしよう。メモ ・人類の教師 ソクラテス、孔子、キリスト、釈迦はみんな良い弟子がいた。ソクラテスはアリストテレス、プラトン、キリストはパウロ。弟子は師の人格をも受け継ぐ。 ・表音文字と形…

雪国 (新潮文庫 (か-1-1))

日本人の感覚 色覚、触覚、四季、雪、女と男、虫の声、星。 坂、温泉、汽車、芸者、三味線の音。

内臓のはたらきと子どものこころ (みんなの保育大学)

小さい子どもがいる人に読んでほしい本。memo ・コップを見て丸いと感じる。これはサルには見られない。子どものころの舐め回しの生命記憶が根強くある。 ・ここからそこまての距離感も、エッチラオッチラ這った運動の生命記憶。すべての感覚と運動が生命記…

子どもの認識と感情 (1975年) (岩波新書)

子どもを見れば大人が見えてくる。 memo ・子どもの認識 第1段階 傾向 第2段階 快・不快 第3段階 規制 第4段階 対人感情 第5段階 意志 第6段階 性格 ・ピアジェ 物の認識とは、その物を変形させること。変形のプロセスを理解させることが真の認識。例え話し…

2007.6再読 メモ 戦略的に探検をして初めて、将来を正しく予見できる。 1*影響の理解力 自分の考えに影響しているものは? 2*拡散的思考力 答えを複数見つけれる? 3*収斂的思考力 データを整理し、優先順位を付けてる? 4*地図作成能力 将来への道筋ロード…

人間であること (岩波新書)

近頃流行りの脳科学者エッセイが好きな方は読む価値あり。そうとう昔に書かれたのに今読んでも考えるところあり。 memo ・ヒポクラテス 人は脳によってのみ、喜びも悲しみも笑いも冗談も嘆きも苦しみも、しらなければならない。特に、我々は脳あるがゆえに、…

アイデアのつくり方

著者の経験則からにじみ出るアイデアをつくる法。メモ ・アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ。・アイデアが出るまでの5段階 1*特殊資料と一般資料を収集する。集めた資料を万華鏡のように回す。 2*集めた資料を咀嚼する。関係性を見て組み立てる。 3…