思想

究極の思考術―あなたの論理思考力がアップする「二項対立」の視点15

全部の2項対立が模式図にできそうだ。 必要性と許容性 禁止レベルと許容レベル 必須と任意 原則論と例外論 形式論と実質論 理想論と現実論 抽象論と具体論 効率と適正メインとサブ 並列関係と優劣関係 全体と部分 共通点と相違点 絶対論と相対論 事前と事後…

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)

第三部と第四部はあまり論理的じゃないし、くどい。でも良い書です。・人間が生きて行くための思想は科学からは生まれてこない。・拡散する問題と収斂する問題 人文科学的な問題と自然科学的な問題 属人的な問題と科学的な問題 政治や経済、結婚や家族、人間…

渋沢栄一の論語講義

・知るものは好むものに及ばず、好むものは楽しむものに及ばず。 ・衣食住楽がないと人間は生きて行けない。論語では楽を趣味としている。 ・なんでもかんでもこなせるというのは、聖人の本道ではないが、それができるくらいの様々な経験がある人でないと本…

道をひらく

楽土を建設する 楽土とはユートピア。 松下幸之助の経営目的。 あとは全てそれを達成するための手段である。

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)

途中まで。ポイント ・行動主義心理学のおなじみジョーク 行動主義者はセックスのあとでなんと言うか。 「いまのは君にはよかったね。僕にはどうだったんだろう」・文化あるいは文明の実体は社会的伝統であり、社会的伝統は人間がともにより良く幸福に生きる…

「価値」=望ましさ+好ましさ、と考えれば、 「望ましさ」を希求し

川崎和男さんのブログを読んで。価値=稀少性?と考えると少ないものをどれだけコントロールできるか、にデザイン方向が向く。 これがなんだかしっくりこなかったのだけれど。ブログ抜粋------------------------------ 「価値」=望ましさ+好ましさ、と考…

競争社会をこえて―ノー・コンテストの時代 (叢書・ウニベルシタス)

競争社会を超えて 小学生のとき先生にあてられるのが嫌で手を挙げなくなった。先生に気に入られるために手を挙げているようで嫌だったのかなと思い返していたのだけれど。もっと深い気持ちだった。みんなと競争するのが嫌だったんだ。そして打ち負かしたとし…

ソーシャルイノベーションデザイン―日立デザインの挑戦

人間中心設計思想を中心に、デザイン組織変移、日立デザインのコア思想、デザイン方法論を説く。 このストーリーはありだな。・仮説を創るといってもデータ分析などに基づく仮説型思考を意味しているのではない。現場に入り込んで仮説を生み出すこと、あるい…

40歳から人生「面白くなる人」「つまらなくなる人」 (知的生きかた文庫)

40歳から人生「面白くなる人」「つまらなくなる人」 (知的生きかた文庫) 尊敬できる目上の人から人生を学ぶことは有益だ。 ・「頭がいい人と賢い人の違い」 高知識人と高適合人 知識量の多さと結びつきの上手さ。 ・ほんとうに大切なものは目に見えないもの…

逆立ち日本論 (新潮選書)

途中まで。・主体性とは違うものを同じものだと勘違いする能力。世界に同じものなどない。 ・大卒生の有責性 だれかが企業や研究所へ入ったおかげでいま自分は仕事ができる。ユダヤ人の考えと同じで責任をおって生きているということ。 ・他人の支援があれば…

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか

岡本太郎恐るべし。・いずれなんていうヤツにほんとうの将来はありっこない。いずれそうします、昔はこうだったと言うな! ・祭りは爆発だ。無目的だし。体育祭や文化祭で燃えるのは魂。生きる魂。 ・生きることは無目的。生命力とは盲目的であり爆発だ。な…

「おじさん」的思考

momo ・教育とエロス 人間は他者の欲望を欲望する 崇拝する ということよ。 ・社会的な差別化指標を全廃した場合、例えば性差、人間を分類する基準はどうなるか?優生、能力主義になるか? ・倫理的であるというのは、「お先にどうぞ」と口にだせるかという…

3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”

自分なりに気づきを得ることができました。メモ ・人に認められることを目指すということは、周りの人の人間観に振り回されること。 ・人間の行動の動機は二つしかない。愛か怖れ。 ・行動Doingや結果Havingではなく、その人そのものbeingを認める。これ大切…

世界を図にしてみるとどう見えるか?

1)全てのものは階層化されていて、最小単位の構成要素で成り立っているという意識の人2)全てのものには構造があり本質があり、大きな物語の中に自分がいるという意識を持っている人3)全てのものは重なりあった表層であり、それをすべて把握すれば本質…

まんがの構造―商品・テキスト・現象

マンガは奥が深い。サブカルは分散思考だ。memo ・何を表現するか が大切。どう動かすかは技術の問題。 ・フィクションから近似現実まで、マンガを並べてみろ。ナウシカからAKIRAになるだろ。 ・絵を書くことの欲求と。 目の前にある車を手元に真似る、本物…

人間というもの PHP文庫

司馬さんの人間の観察眼、好きです。memo ・男に、出世とはこわい。分不相応の位置につくと、つい思い上がって人変わりする例が多い。 ・得の裏は損ではないか。二つの紙は表裏に過ぎず、損ならば得、得ならば損、一つのことではないか。 ・世は、絵でいえば…

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝

違う世界を覗きたいなと思ったときに眺めるように読む本。違う世界の扉がズラリならんでいる。 memo・本を食べるように読む、ワインを飲むように読む、百メートルを走るように読む。 ・ウィトゲンシュタイン 語りうることは明瞭に語られうるが、言えないこと…

普通のデザイン―日常に宿る美のかたち

普通のデザイン 「普通のデザイン」より「弱さのデザイン」のほうが思想的に魅力を感じる。「弱さのデザイン」は美しいとは何かという問いの一つの解。メモ ・和辻哲郎の風土を語る。座る文化は仏教的で座俗的。歩く文化は動的でキリスト教的で立俗的で砂漠…

世界を肯定する哲学 (ちくま新書)

著者がお薦めするように、9章から12章まで読みました。メモ ・友人と気が合うか合わないかは、つまるところ「ユーモアの質が同じかどうか」で測っているのかも。 ・小さい頃の記憶が写真の断片から派生していること、例えば運動会や旅行の記憶はあるけれ…

いま私たちが考えるべきこと (新潮文庫)

メモ ・一人称複数の一体感。ないな〜。関係ないや〜という気持ちをなくさなければ。関係ないはカッコ悪いぞ。 ・しかたがないと孤立を充足に置き換えるか、距離を隔てて対立相手とするか、この2つの選択肢だけか?いや、私は私たちの一部だと考えるだけで済…

善の研究 (岩波文庫)

日本初の哲学書。物質とは、精神とは、意識とは、意志とは、思惟とは、実在とは の上に成り立つ善、愛、宗教。 メモ ・要するに経験の意味とか判断とかは他との関係を示しているに過ぎない。経験者の内容を豊富にするのではない。 ・意味とか判断とかを生ず…

還元主義を超えて―アルプバッハ・シンポジウム′68 (1984年)

ジャン・ピアジェ(発達心理学) ポール・Aワイス(生物学、発生学、分子生態学) アーサー・ケストラー(思想オーアガニスト、ジャーナリスト) の論考がおもしろかった。 ・「サイバネティクス」 コミュニケーションと制御に関する理論。情報伝達とフィー…

新編 東洋的な見方 (岩波文庫)

深い。。。どこまでも。メモ ・「老子」 玄之又玄げんのまたげん ・欧米人の根本は父、東洋人の根本は母。父は力と律法と義、母は無条件の愛。 ・禅とは、抽象の極限と思われるものを、日常生活そのものの上に具現するもの。 ・色即是空、空即是色 色は有形…