歴史

構造主義 (講談社現代新書 171)

人間、構造体を認識しないことはないように思う。自然界にあるもの全て構造で、森の木も土から幹があって枝がでて葉が生えて実ができる。実を採ろうとしたらその構造を一つ一つ認識してクリアしなければ。川だって上流から下流に流れるなかに魚がいるわけで…

日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心 (プレイブックス・インテリジェンス) (青春新書インテリジェンス)

豆知識本だね。しきたりにはもっと奥深い意味が隠されているのだと思います。memo ・10月神無月を出雲地方では神有月というそうな。 ・いち富士に鷹さん茄子 は駿河三河の名産。徳川家康にあやかりたいという願望から由来。 ・北枕 釈迦が北を頭にして死去し…

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

日本人の精神と、文化。司馬遼太郎好き。

人間というもの PHP文庫

司馬さんの人間の観察眼、好きです。memo ・男に、出世とはこわい。分不相応の位置につくと、つい思い上がって人変わりする例が多い。 ・得の裏は損ではないか。二つの紙は表裏に過ぎず、損ならば得、得ならば損、一つのことではないか。 ・世は、絵でいえば…

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝

違う世界を覗きたいなと思ったときに眺めるように読む本。違う世界の扉がズラリならんでいる。 memo・本を食べるように読む、ワインを飲むように読む、百メートルを走るように読む。 ・ウィトゲンシュタイン 語りうることは明瞭に語られうるが、言えないこと…

日本の昔話 (新潮文庫)

日本の昔話 柳田国男 memo ・ハナタレ小僧様 は肥後の玉名地方の昔話だったげなー ・美しい女 池 水 動物 長者 金 酒 子宝 土地、姫 狐 狸 ・臼は、右へ回すと欲しいものが出る。左へ回すと出なくなる。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

読み物としておもしろい。メモ ・もし生命を「自己複製するもの」と定義するなら、ウィルスはまぎれもない生命体。 ・オズワルド・エイブリー DNA=遺伝子だと世界ではじめて気づいた人物。 ・直感とかひらめきとかセレンディピティとかによってもたらされる…

日本という方法―おもかげ・うつろいの文化 (NHKブックス)

日本という方法 11章がおもしろい。編集の方法に興味がわいた。 メモ ・日本の自信、日本らしさはなんにもない。混沌がいいところ。 ・日本は方法の国である。そもそも科学頭ではないのかも。一を多に切り替える能力があるし。 ・静かな日本、賑やかな日本 …

風土―人間学的考察 (岩波文庫)

まだ途中。ちと早かったか。メモ ・人間の根本構造 1*個人であり社会であること 2*空間性と時間性を持つこと 3*風土性と歴史性 ・モンスーン域に住む人間は湿気と熱さに苦しむ。しかし、それに対抗心はよびおこされない。湿気は太陽が海の水を運び、大地の植…

日本を創った12人 (後編) (PHP新書 (006))

後編メモ大久保利通 ・農水省なら農業を保護すること、文部省なら教育を普及させることこそ大事だと思っているから熱心に働く。権限意識がなくなりオレの仕事はたいしたことはない、とおもいはじめたら働けない。これ官僚に限ることではない。渋沢栄一 ・今…

日本を創った12人〈前編〉 (PHP新書)

日本文化が創られるときのポイント。 美意識とか政治スタイルとか日本独特の感覚は何処から生まれたか。 メモ 聖徳太子 ・和をもって貴しとなす 習合思想 神道 仏教 儒教の三位一体思想 ・和魂洋才 和洋折衷 ええとこどり ・日本はトップが指導しないから、…