発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方 単行本 – 20

発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方

発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方


辛いことが多いのは、感謝をしないから。
苦しいことが多いのは、自分に甘えがあるから。
心配することが多いのは、今を懸命に生きていないから。
行き詰まりが多いのは、自分が裸になれないから。

口噛み酒は男性がやると腐ってしまうそうで、なぜ男と女が存在するのか納得。
8世紀初頭に書かれた文献『大隅国風土記』には、「くちかみの酒」の条があり、「男女一所に集まりて 米を噛みて さかぶねに吐き入れて」とあり、『古事記』には「この御酒を 醸みけむ人は その鼓 臼に立てて 歌ひつつ 醸みけれかも 舞ひつつ 醸みけれかも この御酒の 御酒の あやに うた楽し ささ」とあります。

現代風に訳せば、米を噛んでは吐き、噛んでは吐きしながら、その壺の周りを舞っていたと推測されます。

映画『君の名は。』でも、水宮三葉は巫女として舞いながら、口噛み酒の儀式を行っています。



「考える」という語源は、カタカムナ文献によれば、「カムカエル」。
「考える=カムカエル=神に還る」


●不二
1 仏語。対立していて二元的に見える事柄も、絶対的な立場から見ると対立がなく一つのものであるということ。
2つとないこと、唯一無二だと思っていた。競争原理としての差別性を行っているのだと。
でも違ったかも。
対立していると感じられることも、もと、源流は同じで一つのものである。ということ。一つの。