2007-01-01から1年間の記事一覧

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅

未来は知っているつもりになる人が増える。膨大な情報をひとかじりして知ってるつもりになる。言葉にたけた人はそれで食って行けるだろう。 でも、生み出す人間にならないと本当の社会貢献にはならない。生み出す手段はいろいろある。人の手を借りてもいい。…

1179826209:3*[生物][デザイン][哲学]

[rakuten:book:10555838:detail]メモ ・ゲノムと遺伝子の違い 遺伝子はゲノムの一構成要素。ゲノムを持つ細胞が生命体の基本単位であり、遺伝子自体は生き物でありえない。 ・ファンタスマ プラトンは影や鏡などの実態があるのかないのか定かでないものをフ…

胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))

この人の文体には迫力がある。自ら考えた根幹の部分を発表しているようだ。メモ ・生命記憶 記憶の遺伝 回想 ・音楽を聞くのは左耳、受話器で会話するのは右耳がいい?DJは左耳にヘッドホンしてる。もし右手で書く行為を想定しなかったら受話器は右に持つか…

DNAに魂はあるか―驚異の仮説

視覚的知覚を、心理学、脳科学、神経生理学の側面から描いている。意識ってなんだろう。 メモ ・ウィリアム・ジェームズ 思考 思考が個人的意識の一部になる。思考には注意が伴う。 ・ジャケンドフ認知心理学者 意識は知覚から引き出されるものでもハイレベ…

魂(ソウル)から心(マインド)へ―心理学の誕生

19世紀の話が主。形而上学と哲学と心理学と生理学と医学と精神物理学と・・・・いろいろ認知科学の基がある。 メモ ・チャールズ・ダーウィンの祖父エラズマス・ダーウィンは心理学者だった。 ・メスメリズム 1774年、メスメルは痙攣の発作に苦しむ女性を…

Inter Communication (インターコミュニケーション) 2007年 04月号

メモ ・UIの役割は、人間の暗黙知を形式知に変換すること。それを循環させることで、使う価値が自然に増す。Google、アマゾン、Web。 ・バイオミメティックス 味覚の機能を模倣するテクノロジー ・世界のダイアグラムコレクション ピエ・ブックス ・ロバスト…

クレオール主義 (ちくま学芸文庫)

クレオール主義 斜め読み。言葉と文化圏。どの軸でグルーピングできるのか。memo ・場所 トポスという用語の二つやの意味 トピック=修辞学的な形式 トポグラフィ=名前を持った空間の断片 ・瞬間を保持しようとする人間行動 押し花、写真、記念碑、銅像 ・…

「超」整理法〈3〉 (中公新書)

メモ ・人間は時間を空間として把握する。ここ、近い、遠い。 時間順のアドレス帳、時間順の名刺、で検索性アップ。 インフォーマルな文書は伝言メモゲーム。追記で時間把握と情報集約。 ・講義は図を書く際の思考の過程が見れるところが、本より優れている…

続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)

時間のLifehacks メモ ・人間は時間を空間として把握する。ここ、近い、遠い。 ・時間順のアドレス帳、時間順の名刺、で検索性アップ。 ・インフォーマルな文書は伝言メモゲーム。追記で時間把握と情報集約。 ・講義は図を書く際の思考の過程が見れるところ…

知の挑戦―科学的知性と文化的知性の統合

著者は究極の科学信奉者、物質主義者。すがすがしいほどの。脳科学と進化生物学が知の統合に大きな役割を果たすと言っている。間違いではないだろうが、芸術や文化が説明できるにはほど遠い。説明できたとしても、それは知識であって体験ではない。だからな…

脳と身体の動的デザイン―運動・知覚の非線形力学と発達 (身体とシステム)

新生児の研究はおもしろそうだ。人間の本質が隠されているようで。memo ・リミットサイクルアトラクタ ある安定した振動を保つ。外乱があって一時的に大きくなったり小さくなったりしても、いづれバランスを保って基に戻る構造。2変数の微分方程式で表せる…

グッド・ルッキング―イメージング新世紀へ

私の頭が悪いせいなのか、何が言いたいのかわかりにくい。人文系だからか。出てくるキーワードは素晴らしい。 memo ・ビジュアルの軽視を敵にするための論法がずらり。世間はテキスト尊重でビジュアルを軽視してると。はたしてそうかな? ・1740年代 フラン…

「知」のソフトウェア (講談社現代新書)

立花隆流Lifehacks! メモ ・音情報の入力スピード 放送局のアナウンサーが平均300文字*分。視覚情報の入力スピード 遅い人で聞く速度の2倍、早い人で4倍。 ・アリストテレス 人は生まれながらに知ることを欲している。 ・知らない知識を得たいときは神保町へ…

知的生産の技術 (岩波新書)

60年代のLifehacks。アナログアイデアをデジタルアイデアに変換するとおもしろいかも。 メモ ・肉体的活動から知的活動へ もの産業から情報産業へ ・頭のなかで、そらで文章を組み立てると、言いたいことが的確になる。 ・発見の手帳を付ける。それもキー…

文化としての時間 (1983年)

「文化を超えて」の著者である文化人類学者。コミュニケーション、情報、文化が交錯していておもしろい。 メモ ・我々は時間の節約に熱心。時間は金、進歩。ヒポ族は時間は呼吸のようにリズミカルで自然のなかにある。 ・「ポリクロニックな時間」 一度に多…

知の編集工学 (朝日文庫)

なるほどなるほど脳とハイパーテキスト。 メモ ・人間にできてコンピュータに難しいこと 1*感情を基にした行動。やる気があれば仕事がはやく、愛があれば苦労もいとわない。 2*ふり、なりきり。何か誰かを連想して情報を呼びだし行動する。アフォーダンスの…

私の知的生産の技術 (岩波新書)

こういうノウハウ集みたいなものは、ほかにないだろうか。メモ ・梅棹忠夫 知的生産の技術 ・不時の山 いつでもおもいがけないときに脳裏をかすめたアイデア集。 参図の川 あちこち拾い読みしたときに印象にのこった文章集。 ・長文章や論文は、集めた材料を…

メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話 (有斐閣アルマ)

・映画やテレビとして構成される場としてのメディア。 ・mediaはラテン語のmedium中間の意味から派生。 ・新聞による公衆の出現 ・IT倫理という考え方 生命倫理、政治倫理という考え方があるように。ライフログ、あっちの世界で生きるときの倫理。個人情報保…

知の編集術 (講談社現代新書)

自分の頭の中をさぐる。 メモ ・あれこれの情報が我々にとって必要な情報になることを、知という。情報を知に変換することを編集という。 ・編集は遊びから生まれる 編集は対話から生まれる 編集は不足から生まれる 編集は照合である 編集は連想である 編集…

脳と仮想

身近な話題や感覚を材料に、なるほどな、と思わせる文章。文学的。メモ ・日本人が蛍に託す仮想とアメリカ人がファイヤーフライに託す仮想は違う。どこかせつない蛍仮想は日本人だけに受け継がれる文化の仮想。 ・「プラトン」 書き言葉は話し言葉に劣る ・…

日本という方法―おもかげ・うつろいの文化 (NHKブックス)

日本という方法 11章がおもしろい。編集の方法に興味がわいた。 メモ ・日本の自信、日本らしさはなんにもない。混沌がいいところ。 ・日本は方法の国である。そもそも科学頭ではないのかも。一を多に切り替える能力があるし。 ・静かな日本、賑やかな日本 …

百億の星と千億の生命

エッセイっぽい。全て全般的な話で、新しい発見は少ない。 有名な人らしいけど。 メモ ・カール・セーガン コスモス ミリオン 100万 ビリオン 10億 トリオン 1兆 ・宇宙は広いということ 人間が犯したものは人間が解決できるということ オゾン層破壊、地球が…

「学び」の構造

どんな子どもに育ってほしいか考えている親とか、中学高校で勉強する意味を考えている青年とか、社会人になって学ぶことを忘れてしまった人とか、科学信奉者とか、にお勧め。 メモ ・学べない人間の価値観 1*勉強作業として捉える作業的学習観 2*考えること…

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命

21世紀のビジネスシナリオ 山口泰幸著 関連本・科学技術→文化技術という考え方 −商品の方向性− マスから個へ 単品開発から空間開発へ ★モノからコンセプトへ −仕事の方向性− 労働対価から自己実現へ 人間の機械化から自律協調へ ★産出行為から創造行為へ −…

[]思考の道具箱―数学的リアリティの五つのレベル

前章はおもしろい。でもその後の論理学、論理数学の章が長すぎる。 メモ ・対立するダイアド表 数と空間 離散と連続 いくつ?とどれくらい? デジタルとアナログ 左脳と右脳 区別と混合 多と一 ・「ニールス・ボーア」 相補性 点点型はなめらか型でもある相補…