自由の哲学 (ちくま学芸文庫)

難しいので途中までしか読んでません。この人は広く深いようです。


・意識的な動機と無意識的な衝動の問題。自由と偶然と必然と。
・自分が世界、宇宙と独立した存在だと考えるようになると、それを統一するために宗教や科学や芸術を発展させる。自分にはない何かを世界に感じたとき、その原因を宗教に、または科学に、芸術に求める。
・すべてがまず観察を通して認められる。感覚、知覚、直感、感情、意志、行為、夢や空想、表象、概念や理念、幻想や幻覚はすべて観察を通して。
・でも思考だけは観察を通してはいない。思考を観察することはできない。自分の思考を客観的に観察することはできない。 だから相手が必要になるのかな。
・シュタイナーの言う思考は、内省に近い。
デカルト 我思う、故に我あり これは思考以外の一切の事象は、私の働きかけなしに存在していて、それがめくらましなのか夢なのか真実なのか知ることはできない。でも思考だけが私を確な存在にし、確実だと。いうこと。
・哲学の誤り 内なる表象がすべてであり外なる対象は存在しないと。車輪の付いたゾウが存在しないのは内なる表象にそれが存在しないからだと。