ニューサイエンス

リーダーシップとニューサイエンス

やはり、ニューサイエンスは示唆に富むなー。・エリッヒ・ヤンツ 生命において、問題は管理ではなく、ダイナミックな関連性だ。 ・量子力学 例えては、宇宙は偉大な機械というより、偉大な思想のようにみえはじめた。 ・ワイク 計画の前に行動ありき。なぜな…

パラダイム・ブック―新しい世界観 新時代のコンセプトを求めて

ニューサイエンスを全体俯瞰する本です。はい。memo ・2は1と1 であるため1について研究が完了すれば2についてもすべて知っているとわれわれは考えがち。「と」について研究しなければならない。第2の物理学とは「と」―すなわち組織に関する研究。 還元主…

内臓のはたらきと子どものこころ (みんなの保育大学)

小さい子どもがいる人に読んでほしい本。memo ・コップを見て丸いと感じる。これはサルには見られない。子どものころの舐め回しの生命記憶が根強くある。 ・ここからそこまての距離感も、エッチラオッチラ這った運動の生命記憶。すべての感覚と運動が生命記…

胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))

この人の文体には迫力がある。自ら考えた根幹の部分を発表しているようだ。メモ ・生命記憶 記憶の遺伝 回想 ・音楽を聞くのは左耳、受話器で会話するのは右耳がいい?DJは左耳にヘッドホンしてる。もし右手で書く行為を想定しなかったら受話器は右に持つか…

還元主義を超えて―アルプバッハ・シンポジウム′68 (1984年)

ジャン・ピアジェ(発達心理学) ポール・Aワイス(生物学、発生学、分子生態学) アーサー・ケストラー(思想オーアガニスト、ジャーナリスト) の論考がおもしろかった。 ・「サイバネティクス」 コミュニケーションと制御に関する理論。情報伝達とフィー…

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

物理化学・社会科学者が、思考・知の暗黙領域を哲学的に模索する書。科学の倫理・科学では語られない・暗黙的知を解く。 メモ ・知っている と できる の差、対象を知っているKnowing What と方法を知っているknowing how の差にあるものが暗黙知である。 ・…

地球生命圏―ガイアの科学

環境問題の入門書。 最終章9章エピローグが一番面白い。著者の思想がわかる。 メモ ・汚染というのは、よくいうモラル低下の産物ではない。生物の生命活動のなりゆきとして不可避なもの。うまい解決がない場合にのみ、汚染の批判が成り立つ。 ・「トリバス…

メディアの法則

故マーシャル・マクルーハンの長男エリック・マクルーハンがマーシャルを引き継いで書上げた人工物の法則。 メモ ・反転 強化 衰退 回復 ・それは何を強化し、強調するのか それは何を廃れさせ、何に取って代わるのか それはかつて廃れてしまった何を回復す…

ジェンダーと科学―プラトン、ベーコンからマクリントックへ

ジェンダーと科学―プラトン、ベーコンからマクリントックへ女性科学者が考える科学≒客観≒自律≒男性らしさ の理論。 本当か?と思ってしまうのは、自分が生きてきた文化や概念のせい? でも、誰にでもあって誰も気づかない真理の上に世界が成り立っている と…

ホロン革命

ニューサイエンスな人たち、Fカプラ、Lワトソン、Mファーガソンのバックボーンになっているサイエンスライターが書くホロン(不変のルール、規律、枠組み、ヒエラルキー、原理原則)。 メモ ・ホロンとは、部分として全体の構成に関与すると同時に、それぞれ…

断片と全体

量子力学者が語る、現一般的思考とはちがう「ものの見方(理論)」。自分の持つ世界観を壊すにはgood。 メモ ・意識の流れは水の流れのさざ波や渦のように、思考や観念は、意識の流れのなかで形成され消失していく。思考や観念は、多少持続するものもあれば…

うずまきは語る―迷宮への求心性 (Fukutake Books)

渦巻きに関する事柄を離散的にまとめたもの。 離散的ではあるが、渦巻きという不思議性で一本につながるところが面白い。 メモ レオナルド・ダヴィンチの水流図解絵 ゴッホの糸杉と渦巻星雲の絵画 盆踊り 日本書紀の神々の神話 対極図 曼荼羅 箸墓古墳・三輪…

ナレッジサイエンス―知を再編する64のキーワード

知識、情報をうまく操ることを考える際に将来性のあるキーワードを一覧するための本。 これからの社会に知識をどう活かすかという視点で傍観できる。 深堀はない。それはそれでそういう本だからしょうがない。

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察

シュレーディンガーの名著。 生命、意識について物理学の立場から一歩踏み込んだ形而上学的な思索をも書かれている。ずっと疑問に思っている思考がほぐされる感覚になる。何度も読んで損はない。 ・意識とは生命体の修練を監督する指導者のようなもの。 ・意…

タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる

ニューエイジサイエンス。精神と物理、宗教と科学を結合させた本。 ・ソクラテスは言う「自分が何も識らないことをわたしは識っている」老子は言う「識って識らないのが最上である」 ・科学に見られる合理的知識は日常の事象や経験を、区別、分割、比較、測…