内臓のはたらきと子どものこころ (みんなの保育大学)


小さい子どもがいる人に読んでほしい本。

memo
・コップを見て丸いと感じる。これはサルには見られない。子どものころの舐め回しの生命記憶が根強くある。
・ここからそこまての距離感も、エッチラオッチラ這った運動の生命記憶。すべての感覚と運動が生命記憶として蓄積されているから。
・サケや渡り鳥を見ればわかるように、動物は食と性の生活の場を分けている。人間はそうじゃない。なんで?
・生理学がいう、感覚が原因で運動が結果という解釈は間違い。人間の勝手な道楽解釈。本質は感覚あるところに運動ありー運動あるところに感覚あり。どちらがどうとはいえない。
・あたま=脳=体壁系
 こころ=心臓=内蔵系
・あたまがこころの声に耳を傾ける図柄が「思」。田があたま、下の心は心臓。
・内蔵波動 からだに内蔵された食と性の宇宙リズムのこと。
・クラーゲス 子どもの指差しに、人類の原初の思考の姿がある。
・好奇心が人間を直立にした!?
・直立を産むのは、ライオンのように獲物を狙う衝動ではなく、遠くを眺めようとする衝動。これが未来や将来、宇宙をみようとする。
・音色 色調 ToneColor ColorTone 感覚は共通である。
・のど仏は鰓エラの筋肉が変化したもの。魚類のエラ、ハラワタの筋肉。
・子どもはブツブツ呟く。考えたことを口に出す時期がある。自分を仮想して自分と対話する。これ、いわゆる思考のはじまり。
・赤ん坊は90分周期でヨナキする。大人の集中力も90分。だから大学講義も90分。リズムは同じということ。
潮汐リズムが1日25時間リズムの正体。ドイツのマックスプランク研究所で25時間になると。
・バイオリズムは23日と28日と33日の3種類の周期からなり、それぞれ知、情、意の波を現すと言われている。その中で28日は月と地球の関係で、ほかの2種類はわかっていない。
・生活をあやつる神秘なリズム 田多井吉之介著