「脳」整理法 (ちくま新書)

偶有性 と 世界知と生活知 という切り口で。

メモ
・偶有性 半ば偶然半ば必然に起こること
ニュートン 私が遠くを見ることができたのは、巨人の肩に乗っていたからだ。
・科学から得られる世界知と私たち生活知との溝が、〜すべし、という倫理感に根付くようになる。
・死んだ者を尊ぶとか、過去を嬉うとか、ウェットな心情もまた人間。
・民放番組に象徴されるわかりやすさをありがたがる風潮は、マクロにみるとIT化に至る割りきるイデオロギーだ。割りきりたくない部分は残していこうぜ。
・人間は規則性に喜びを感じる。列車のダイアグラムとか、天体運行とか、777とか、対称レイアウトとか。
・ホラス・ウォルポール セレンディピティの名付け親。
 世界は感じるものにとっては悲劇だが、考えるものにとっては喜劇である。
・行動、気づき、受容、がセレンディピティを高めるために必要。何か解決したい、したいと思っていると、目の前に正解らしいものが現れた際に、すぐに手がでるでしょ。要は、疑問を常に持っていることが大切。
・detachmentディタッチメント 科学者の視点 自らの立場を離れて世界をみること。認知的距離
・神の視点を仮想できる脳
・神の視点は、他者の視点、もっと遡れば、母の視点。母と私、他者と私を自覚した先に神の視点がある。
 脳科学者と認知科学は、そんな生命記憶の蓄積と、脳内のミラーニューロンの発達が関係していると。
・公共、社会、国、地球は自分の立ち位置と向いている方向で認識が変わる。要は自分より外にあるものは、動かしがたく、絶対的存在になる空間のメタファ。
・相手の身になって考える。
 自分のこととして考える。ことの大切さ