文化

クレオール主義 (ちくま学芸文庫)

クレオール主義 斜め読み。言葉と文化圏。どの軸でグルーピングできるのか。memo ・場所 トポスという用語の二つやの意味 トピック=修辞学的な形式 トポグラフィ=名前を持った空間の断片 ・瞬間を保持しようとする人間行動 押し花、写真、記念碑、銅像 ・…

「超」整理法〈3〉 (中公新書)

メモ ・人間は時間を空間として把握する。ここ、近い、遠い。 時間順のアドレス帳、時間順の名刺、で検索性アップ。 インフォーマルな文書は伝言メモゲーム。追記で時間把握と情報集約。 ・講義は図を書く際の思考の過程が見れるところが、本より優れている…

続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)

時間のLifehacks メモ ・人間は時間を空間として把握する。ここ、近い、遠い。 ・時間順のアドレス帳、時間順の名刺、で検索性アップ。 ・インフォーマルな文書は伝言メモゲーム。追記で時間把握と情報集約。 ・講義は図を書く際の思考の過程が見れるところ…

知の挑戦―科学的知性と文化的知性の統合

著者は究極の科学信奉者、物質主義者。すがすがしいほどの。脳科学と進化生物学が知の統合に大きな役割を果たすと言っている。間違いではないだろうが、芸術や文化が説明できるにはほど遠い。説明できたとしても、それは知識であって体験ではない。だからな…

グッド・ルッキング―イメージング新世紀へ

私の頭が悪いせいなのか、何が言いたいのかわかりにくい。人文系だからか。出てくるキーワードは素晴らしい。 memo ・ビジュアルの軽視を敵にするための論法がずらり。世間はテキスト尊重でビジュアルを軽視してると。はたしてそうかな? ・1740年代 フラン…

文化としての時間 (1983年)

「文化を超えて」の著者である文化人類学者。コミュニケーション、情報、文化が交錯していておもしろい。 メモ ・我々は時間の節約に熱心。時間は金、進歩。ヒポ族は時間は呼吸のようにリズミカルで自然のなかにある。 ・「ポリクロニックな時間」 一度に多…

知の編集工学 (朝日文庫)

なるほどなるほど脳とハイパーテキスト。 メモ ・人間にできてコンピュータに難しいこと 1*感情を基にした行動。やる気があれば仕事がはやく、愛があれば苦労もいとわない。 2*ふり、なりきり。何か誰かを連想して情報を呼びだし行動する。アフォーダンスの…

メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話 (有斐閣アルマ)

・映画やテレビとして構成される場としてのメディア。 ・mediaはラテン語のmedium中間の意味から派生。 ・新聞による公衆の出現 ・IT倫理という考え方 生命倫理、政治倫理という考え方があるように。ライフログ、あっちの世界で生きるときの倫理。個人情報保…

知の編集術 (講談社現代新書)

自分の頭の中をさぐる。 メモ ・あれこれの情報が我々にとって必要な情報になることを、知という。情報を知に変換することを編集という。 ・編集は遊びから生まれる 編集は対話から生まれる 編集は不足から生まれる 編集は照合である 編集は連想である 編集…

日本という方法―おもかげ・うつろいの文化 (NHKブックス)

日本という方法 11章がおもしろい。編集の方法に興味がわいた。 メモ ・日本の自信、日本らしさはなんにもない。混沌がいいところ。 ・日本は方法の国である。そもそも科学頭ではないのかも。一を多に切り替える能力があるし。 ・静かな日本、賑やかな日本 …

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命

21世紀のビジネスシナリオ 山口泰幸著 関連本・科学技術→文化技術という考え方 −商品の方向性− マスから個へ 単品開発から空間開発へ ★モノからコンセプトへ −仕事の方向性− 労働対価から自己実現へ 人間の機械化から自律協調へ ★産出行為から創造行為へ −…

風土―人間学的考察 (岩波文庫)

まだ途中。ちと早かったか。メモ ・人間の根本構造 1*個人であり社会であること 2*空間性と時間性を持つこと 3*風土性と歴史性 ・モンスーン域に住む人間は湿気と熱さに苦しむ。しかし、それに対抗心はよびおこされない。湿気は太陽が海の水を運び、大地の植…

新編 東洋的な見方 (岩波文庫)

深い。。。どこまでも。メモ ・「老子」 玄之又玄げんのまたげん ・欧米人の根本は父、東洋人の根本は母。父は力と律法と義、母は無条件の愛。 ・禅とは、抽象の極限と思われるものを、日常生活そのものの上に具現するもの。 ・色即是空、空即是色 色は有形…

しぐさの人間学

しぐさって文化的背景が大きいのだろうけど、もっと突っ込んでいけば人間の本質的な部分が見えてくると思う。もう少し突っ込んでほしい。 それと文章的には簡単な漢字がひらがなで書かれていて少し読みにくい。自分も気を付けよう。 メモ ・「角の手」 初期…

社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)

考えるときのスパンは大切だと思った。着眼大局、着手小局。Think Globally,Act Loacaly.メモ ・「フロイト」 超自我と名付けた良心 良心の声は両親の声 「マルクス」 自己とは他者である。 ・見田宗助 自我の起源―愛とエゴイズムの動物社会学 ・世間の荒波…

日本を創った12人 (後編) (PHP新書 (006))

後編メモ大久保利通 ・農水省なら農業を保護すること、文部省なら教育を普及させることこそ大事だと思っているから熱心に働く。権限意識がなくなりオレの仕事はたいしたことはない、とおもいはじめたら働けない。これ官僚に限ることではない。渋沢栄一 ・今…

統合医療のすすめ―治る力を呼びさます

西洋医学とは別の世界を、うまく西洋医学とくっつけようという試み。昔からある病へのアプローチと現代医学とはくっつかないものか? メモ ・Holistic=全体論的、バランス ギリシャ語のholos全体が語源で派生語にwhole全体、heal治癒、holy聖なる、health健…

日本を創った12人〈前編〉 (PHP新書)

日本文化が創られるときのポイント。 美意識とか政治スタイルとか日本独特の感覚は何処から生まれたか。 メモ 聖徳太子 ・和をもって貴しとなす 習合思想 神道 仏教 儒教の三位一体思想 ・和魂洋才 和洋折衷 ええとこどり ・日本はトップが指導しないから、…

サイン・シンボル事典

眺めるに良し。創造するに良し。

化粧せずには生きられない人間の歴史 (講談社現代新書)

化粧は何のためにするのか人類学的に捉えるとおもしろい。 メモ ・抑圧のなかにあるキリスト神学と抑圧のなかで本源的蓄積を可能にしたマルクス資本主義は、同じ穴のむじな。 ・形而上学化した一神教、権力の発生、国家の形成、資本主義形成、科学の発達 こ…

右と左―政治的区別の理由と意味

政治に関心があるわけではないのだけれど。人間の特徴のひとつである思考や思想、イデオロギーを考えるとき、もっとも多数のものが集積され歴史化されたものが政治。そのなかで長年存在した左翼右翼という考え方にある人間の思考の嵯峨を知りたい。 メモ ・…

新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く

ネットワーク→スケールフリー→べき法則→自然の法則と捉えた書。生物、ウイルス、Web、ビジネスなどの事例があり読みやすい。 メモ ・「オイラー」 グラフ理論 ノード頂点とリンク辺を構成要素とするネットワークを考える基礎。 ・数学とは作りだすものなのか…

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

物理化学・社会科学者が、思考・知の暗黙領域を哲学的に模索する書。科学の倫理・科学では語られない・暗黙的知を解く。 メモ ・知っている と できる の差、対象を知っているKnowing What と方法を知っているknowing how の差にあるものが暗黙知である。 ・…

日本人の苗字―三〇万姓の調査から見えたこと (光文社新書)

なんとなく読んだ本。日本人の苗字は各国と比べてはるかに多い。苗字に歴史あり。 メモ ・日本は昔は女系の国。邪馬台国 卑弥呼の時代。姓という字は女系、農耕社会の出であり、その時代に姓がついた。 ・「八色の姓」〜真人まひと 朝臣あそみ 宿禰すくね 忌寸…

メディア・セックス (集英社文庫)

サブリミナル効果について、事例がたくさん載ってる本。ヒトの視覚の未開の地って感じです。 サブリミナル よりはヒトの文化の形成ついて知りたくなった一冊。 メモ(メディア・レイプ) ・知覚の柔軟さは、仲間集団のなかで一辺化される。集団帰属意識、価…

地球システムとしてのマルチメディア

NTTアドバンステクノロジ取締役が書いたメディア(通信)について。もう少し。 メモ ・赤血球のライフスパンは120日、小腸粘膜が一番短く3日、最長は歯や骨で1年。 ・「ノマド」 遊牧民 食べ物を求めて流浪する民。定住しない = ユビキタス概念 ・人の価値観…

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化には直接関係ない感想だけれども。 人を惹きつけるって大事だと思った。 人を惹きつける人って、小さいころからリーダー的存在だったりする。 その特質は、生得的なものだと思う。そういう人が時流に嵌れば、新しいパラダイムを生み出す。 2つ目…

マクルーハン理論―電子メディアの可能性 (平凡社ライブラリー)

情報メディア理論の大御所が語る電子メディアの可能性。 マクルーハンの語り口は端的ではない。ちょっと難解。 メモ ・聴覚的空間は360度の球形。視覚的空間は180度平面。 ・時間的な間を、視覚的な間であらわす。聴覚的間を視覚的間であらわす。口語を文章…

メディア・ビオトープ―メディアの生態系をデザインする

多様なメディアのあり方を隠喩的に示唆した本。 隠喩的に言うと 2人会話はキャッチボール。 マスメディアは打ち上げ花火。 メディアビオトープは若い女子達の会話の営み。 というところか。 本内の隠喩のわかりやすさに共感してしまった。 メモ ・矢印モデ…

カルチュラル・スタディーズへの招待

そもそも文化とは何か 文化の形成に関わるものは何か 文化の形成過程のモデルはどんなものか そこから見える文化の未来は? 知りたいことがたくさんあるのに何も答えてくれなかった。「誰それはこう言った。」「何何にはカルチャラルスタディーズが必要だ」 …