社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)
考えるときのスパンは大切だと思った。着眼大局、着手小局。Think Globally,Act Loacaly.
メモ
・「フロイト」 超自我と名付けた良心 良心の声は両親の声
「マルクス」 自己とは他者である。
・見田宗助 自我の起源―愛とエゴイズムの動物社会学
・世間の荒波、社会の荒波 明治以前日本は世間という言葉を使ってコミュニティの外側を表現した。世間は冷たく、荒い存在のイメージ。
・societyは仲間、共同体を表した。
世間動向と社会動向とでは敵対意識という意味で異なる。
・「エミール・デュルケーム」社会学は比較社会学である。比較は他者を知ること、このことを通しての自明の罠から開放し、創造の翼を広げること。
・過去、現在、未来の概念 インディアンは顕在態と潜在態(あるものと無いもの)裏の世界と表の世界という概念。
日本文化は、うつし世とかくり世。同じような時間感覚。
・「マックス・ウェーバー」魔術からの解放 が近代化のキーワード
・1945〜1960プレ高度成長期 理想の時代
1960〜1973高度成長期 夢の時代
1970後半〜現在ポスト高度成長期 虚構の時代
・人類の人口の伸び 100万年前12万5000人、1万年前500万人、500年前5億人、1650年6億人、1750年7億人、1900年16億人、2000年60億人
・1970年を変曲点として世界同時に人口増加率が減少している。ロジスティック曲線
・人間の歴史の5つの局面
1定常期、原始社会
2過渡期、文明社会
3爆発期、近代社会
4過渡期、現代社会
5定常期、未来社会 のS字曲線
・情報革命
0次革命は言語
1次革命は文字
2次革命はマスメディア
3テクノロジー
・内なるコミューンは、理念として連体や結合や友愛よりも自由を優先する第一義。自分たちの同質性より異質性のほうが大切。これは進化論的視点と似ている。
・「交響するコミューンの自由な連合」これが未来のユートピアであれば、あっちの世界Webはその第一歩か?
・ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへ
・ハナは鼻、初、しょっぱな、花。気の集中する先端の意味に集約。
オモは重、主、尾っぽ。ひきづられる意味に集約。