統合医療のすすめ―治る力を呼びさます

西洋医学とは別の世界を、うまく西洋医学とくっつけようという試み。昔からある病へのアプローチと現代医学とはくっつかないものか?

メモ
・Holistic=全体論的、バランス ギリシャ語のholos全体が語源で派生語にwhole全体、heal治癒、holy聖なる、health健康
従来の医療は医師が患者を細分化して診ていた。これからは患者を多角的に捉えて総合的に診ていく医療が求められる。従来の医療は風邪、糖尿、高血圧、アレルギー、更年期障害といった一人の患者を病気で分類していた。これからは生活者の価値観、治療目的、文化背景、社会的背景、遺伝情報、食生活、生活習慣といったものを多角的に捉えて医師集団が総合的に診る。
代替医療とは、西洋医学以外の医療体系の総称。東洋医学の漢方、鍼灸、気攻、食養生、アーユルブェーダ、ユナニ医学、ホメオパシーアロマテラピー、バイオフィードバック、催眠瞑想術、色彩療法、温泉療法、呼吸法、太極拳、波動医学、カイロプラクティックオステオパシー、マッサージ、サプリメント、ニューサイエンス
統合医療とは、ホリスティックな観点に立ち、これまでの現代西洋医学と非西洋医学の中から、個々の患者にとって最適な治療法を用いて、治療、予防、QOLの向上に向けて統合的にアプローチする医療。
・ドイツは自然療法士という国家資格あり、アロマテラピー盛ん。
 イギリスはホメオパシー盛ん。病院の40%は代替医療を実施中。
 アメリカは代替医療の研究に熱心。東洋医学ホメオパシー。NIH米国立衛生研究所
日本ホリスティック医学協会
 日本補完代替医療学会
 日本代替・相補・伝統医療連合議会
 代替医療利用者ネットワーク
・「身士不二」 自分が生まれ育った気候や風土で作られた食物が一番身体に合う。
 「一物全体」 本来その食物全体でバランスが取れている。野菜は根から葉まで、魚は頭から尾まで、米はヌカのついた玄米。