日本を創った12人 (後編) (PHP新書 (006))

後編メモ

大久保利通
農水省なら農業を保護すること、文部省なら教育を普及させることこそ大事だと思っているから熱心に働く。権限意識がなくなりオレの仕事はたいしたことはない、とおもいはじめたら働けない。これ官僚に限ることではない。

渋沢栄一
・今後は渋沢型合本主義よりも、岩崎与太郎個人主義の経営が必要。
・平等には、機会の平等と結果の平等とがある。アメリカ独立宣言やフランス革命の「自由・平等・博愛」の平等は機会の平等のこと。これに対して論語の平等は、結果の平等。

松下幸之助
・松下の哲学 幸せを売る商売 商売とは天下万民を幸せにすること、従って仕事は楽しいこと、会社は生き甲斐の場。
・会社人間、職縁社会を作り上げた松下幸之助。終身雇用が企業忠誠心を生み、地方からやってきた従業員を寮や社宅に住まわせ、スポーツからクラブ、旅行の世話まで福利厚生が面倒をみる。従業員は会社でのコミュニティしか交わらず囲い困れる、
ては、終身雇用が崩壊した将来はどうなるか?
・20世紀のイデオロギー 1効率勤勉主義フォードや松下 2結果の平等主義マルクスレーニン 3快楽主義ディズニーやジョンレノン