DNAに魂はあるか―驚異の仮説

視覚的知覚を、心理学、脳科学、神経生理学の側面から描いている。意識ってなんだろう。
メモ
・ウィリアム・ジェームズ 思考 思考が個人的意識の一部になる。思考には注意が伴う。
・ジャケンドフ認知心理学者 意識は知覚から引き出されるものでもハイレベルの思考から引き出されるものでもない。その中間から引き出される。意識は短期記憶の内容によって保持される。すぐ消えちゃう。
・ジョンソン・レアード 脳は並列処理メカニズム。しかも人間はそれを意識していない。
・バーナード・バース グローバルワークスペース説 ワークスペースのなかの情報が意識の内容だ。
ホムンクルス=小人
ゲシュタルト心理学 近接、類似、継続、閉鎖の4法則
・ある対象がかなり密に詰まっていて(近接)、明確な閉じたアウトライン(閉鎖)があり、一方向に動いていて(運命共同体)、同じ色彩(類似)だったら、動いている赤いボールと知覚する。
・子供が電車や救急車の音をいち早く察知できることは、意識や注意の発達に関係するかもしれない。
・デュダイ 短期記憶とは、行動を潜在的に誘導しうる、ニューロンによって符号化されたこの世界の別版。学習とは、経験によって生じた内的表象の創造もしくは修正である。
エピソード記憶、カテゴリー記憶、手続き記憶
 アイコニック・メモリ映像記憶
 ワーキング・メモリ作業記憶
・大脳皮質の左は右半身、右は左半身。でも匂いは鼻の左は左脳、右は右脳。
・軸索のスパイクは秒速90メートル。音速の3分の1。
ニューロンには興奮性と抑制性の2タイプがある。抑制性はGABAと言われていて睡眠が促されたりする。チョコのGABAはこのことか。
・あると思ったものがあって、ないと思ったものはない。世の中が階層だと思えば階層で、脳の中も階層になる。脳がそうだと思ったことが現実になる。
・顔失認 アメリカ人の顔は見分けづらい。中国人と日本人は同じ顔に見えるのは、顔失認と関係あるな。
・顔失認 色盲 奥行き知覚失認 盲目拒絶症候群 脳梁切断 盲視 の事例あり。
・ホップフィールドのネットワーク理論 +−でユニットへの入出力を管理し、ユニット同士の協調、強化をつくる。
ニューラルネットワークの重要な学習理論3つ
 教師あり学習 バックプロップ誤差逆転伝播学習と呼ばれ、外界からInputを得る。
 教師なし学習 正解との誤差Δを自分で計算する
 競合的学習 基本は独り占めメカニズムのことで、ユニットの相互結合があり、各ユニットが競合する。
・視覚は高度な並列処理の上に、注意を主役とする直列処理が乗った仕組みだ!
・脳の結合問題 難問。これは階層じゃない、一時的だし。人と人が繋がるのと同じ。
・脳の結合問題 難問。子供が電車の音をいち早く察知できることは結合問題を理解させる。
・リエントラント経路 再入力経路 内省 思考
・脳がリズムを持っているから、リズムは大切。
・人間は世界と自分自身について、全体的な説明をしたがる。宗教、科学はその手段。
・人間は手に入る証拠を使って、もっともらしい解釈を作り出す能力を進化させた。際限ない自己欺瞞
・自由意志の座は前帯状回