[]思考の道具箱―数学的リアリティの五つのレベル

前章はおもしろい。でもその後の論理学、論理数学の章が長すぎる。
メモ
・対立するダイアド表 数と空間 離散と連続 いくつ?とどれくらい? デジタルとアナログ 左脳と右脳 区別と混合 多と一
・「ニールス・ボーア」 相補性 点点型はなめらか型でもある相補性。
・「ニールス・ボーア」 偉大なる真理は、その逆もまた偉大なる真理であるような言明である。
・数−空間の分裂はリアリティの根本的特徴で、私たちの脳はこの二つの様式を扱うことができるように発達したのではないか。
・Algebra アラビア語で 複数の事物を一つに結びつける の意。
・感覚機能 何かがそこにあることを突き止める機能
 思考機能 それがなんであるか確定する機能
 感情機能 それが私たちに合うか否か、それを受け入れたいか否かを言う機能
 直感機能 それが何処から来て何処へ行くのかを指示する機能
・感覚機能 ⇔数
 思考機能 ⇔論理
 感情機能 ⇔空間
 直感機能 ⇔無限
 ユングのテトラドと数学のテトラドは対応しているとも言える。
・2−ダイアド
 3−トライアド
 4−テトラド
 5−ペンタド
・情報とは、相対的概念である。情報が薄いとか、たくさんあること自体は『誰のための』という発信と受信の双方があって成り立つ。
アルゴリズム アルゴリズムはアラビアの数学者アル・フワーリズミーの名前に由来。
・情報にもっとも関係深い人間行為はコミュニケーションと記憶。
 コミュニケーションとは『離れた場所で情報パターンを再生産できること。
 記憶とは離れた時間に情報パターンを再生産できること。
・1の後に0を100個付けたものをgoogolグーグル という。最小単位の意味がある。逆に最大がオメガ。
・4は2と2に分けれる。平等、正義を表す。正方形は安定を表す。スクエアな人間を堅物とか退屈なヤツとしたのもここからの意。
 5はピタゴラス学派は身体や健康に関係付けた。人間の形が5つの突起に見えるため。そういえば指も五本ある。魔法使いたちは五角形を多用した。理由としては正確な五角形を書くことが難しいためらしい。
 6はピタゴラス学派はかなり重視したらしい。6=1×6=2×3=3×2であり、6=1+2+3でもある。こんな数字を完全数という。6の次は28。神は世界を6日でつくった。自然の中でも6角形の配置をよくみる。メシベや蜂の巣
 7は旧約聖書のなかで大きな数字を表す。素数であり、正七角形を書くことは非常に難しい。7は稀な数字、ラッキーナンバー。
 8は完全立方体を作る最初の数字。8=2×2×2 滑らかで女性的。8を倒せば無限になる。果てしない広大な女性。
 9は典型的な平方数。9=3×3
 10は10=1+2+3+4。これもすごい。
・ダルシャンdarshan インド語 大きな会合に出席して高揚する神秘的体験のこと。
・現実世界の次元は曖昧。古典物理学では髪の毛は3次元。髪の毛を細かく見る相対性物理学では4次元。カルツァクライン理論では11次元。量子力学では無限次元の波動関数の1パターン。
・渦巻き線は、空間配置に時間が関わっている。カタツムリもぞうの牙もハード部分の形の成長が渦巻きを作る。時間をかけることで。
・一つのレベルしか見えないとき、ある瞬間瞬間では、運動していると出発点に戻ったような気になる。原点回帰だと。でも高いレベルでみると、それは螺旋でありスパイラル。
ブノワ・マンデルブロ フランスの数学者でフラクタルの名付け親。
・自分の人格を記録できるライフボックスを発明する人間は大富豪になること間違いなし。
・人間の身体は付随的なものに過ぎない。問題は私たちが相互作用してつくる大きなライフフラクタル。つまりこんがらがった精神現象こそ問題。
・論理学史 3期 アリストテレスの古典期 ブール、ヒルベルトの代数期 ゲーデルから現代へ続くメタ数学期
・「アリストテレス」 著書オルガノン 科学の道具という意味。
・オメガは無限。
 アレフ1は最初の非可算数。
 つまりオメガからアレフにいたることは1から2にいたるようなもの