断片と全体

量子力学者が語る、現一般的思考とはちがう「ものの見方(理論)」。自分の持つ世界観を壊すにはgood。


メモ
・意識の流れは水の流れのさざ波や渦のように、思考や観念は、意識の流れのなかで形成され消失していく。思考や観念は、多少持続するものもあれば、心に浮かんですぐに消えるものもある。したがって意識の流れが思考や観念よりも重要である。
・医学メディスンの語源は「治療する」という意味のラテン語mederi。この語は「測定する」という語の語源でもある。
・内的規準から始まった外的規準。機械的に学ぶための規準、法、作法、ルール。
・西洋における規準は実在の本質そのもの、東洋における規準は人を誤らせ欺くもの。
・測定不可能な全体がある。その内に測定可能な部分がある。
ダ・ヴィンチ 運動は、すべての形式に形を与える。 構造は、運動に秩序を与える。
・artの語源は「適合フィットさせること」 articulate調音する artisan職人の単語に残っている
・人は自分が、それにうまく適応しないように見えるものは望まない。自己中心的で野心的な人間でさえ、自分が善いと思うことをしている。これは、人間が善とはなにかということを混乱し断片的に考えているからだ。
・万物分割不可能な全体運動である。一見分離した物事と見えるものは、全体運動の相対的に安定な側面の象徴である。
・合理的で適合客観的なもの と 美的な感性や感情、主観的なもの は大きな断片だとされてきた。 が、そうではない。世界は全体的運動であり、全体的反応である。
・知覚されたものが観念となり思考され、言葉になる。真理と言葉は一種の適合である。