哲学

国家の品格 (新潮新書)

数学者が語る日本人の品格、精神論。 メモ ・核拡散、環境破壊、家庭崩壊、教育崩壊、犯罪テロは、西欧的な論理、近代的合理精神の破談である。 ・共産主義、帝国主義、実力主義、競争社会も論理の産物。論理が通るものは広がるが、正しいかは別。 ・「トマ…

ハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)

なんとなく読んだ本。 おもしろかった話は2つ。 ・キャサリンヘップバーンと私 学んだ教訓---人を惹きつける為の努力は惜しむな。自分らしいの「声」色を持とう。探そう。 ・サラの物語 学んだ教訓---自分ひとりで生きているんじゃない。誰もが犠牲を払って…

7つの習慣-成功には原則があった!

成功の為のうわべだけの方法論ではなく、倫理観・精神論を構築する為に勉強になる本。 ・「パラダイム」 自分のパラダイムを現実にすりあわせ、他の人の意見やパラダイムに耳を傾けること。 ・人格主義は、人生を支配する原則が存在するという基本的概念。物…

人を動かす 新装版

この本は章のタイトルがすべてかな。気持ち良く読むには事例が多すぎる。ちとクドイ。 =====人を動かす原理===== ・盗人にも五分の理を認める ・重要感を持たせる ・人の立場に身を置く =====人に好かれる法===== ・誠実な感心を寄せる ・笑顔を忘れない ・…

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察

シュレーディンガーの名著。 生命、意識について物理学の立場から一歩踏み込んだ形而上学的な思索をも書かれている。ずっと疑問に思っている思考がほぐされる感覚になる。何度も読んで損はない。 ・意識とは生命体の修練を監督する指導者のようなもの。 ・意…

自由は進化する

決定論、進化論、唯物論などを説きながら自由と責任について語った本。 自由と責任は進化の過程で作られた。 デネットの本は、回りくどい比喩的論述が多くて読みにくい。好きではない。

「裸のサル」の幸福論 (新潮新書)

動物行動学者が語る幸福。 狩猟文化と農耕文化、一神教信者と無神論者。 あまりにも平等性を欠く論述。幸福については、様々な論点もあり一概に論述するのは危険だと思います。 著者は客観的事実を書いているつもりなのだろうか。であれば学者失格です。イン…

いちばん大事なこと―養老教授の環境論 (集英社新書)

解剖学者が環境を語った本。 ・「ああなれば、こうなる」は、形式化された脳の思考のこと。つまりはシミュレーション人間。コンピュータができてからは、これをコンピュータにやらせるようになったが、そこから発見されたのがカオスである。 ・経済は要する…

タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる

ニューエイジサイエンス。精神と物理、宗教と科学を結合させた本。 ・ソクラテスは言う「自分が何も識らないことをわたしは識っている」老子は言う「識って識らないのが最上である」 ・科学に見られる合理的知識は日常の事象や経験を、区別、分割、比較、測…

他力 (講談社文庫)

なんとなく読んだ本。 ふーんと思ったコメント ・「同治、どうじ」 病は治すものではなく、病と共に生きていくという考え方(仏教用語) ・「然、しからしむ」とは、人のはからいではないこと。方言のしからしいは、ここから来ているのかな。 ・五木寛之は、…

14歳からの哲学 考えるための教科書

自分の中の哲学的?を初歩的にカテゴライズしてくれる本。 ・社会とは 人は社会が自分の外に、自分より先に、存在するのだと思っている。思い込んでいる。しかし、そう思っている社会は、そう思い込んでいる人ばかりの集まりでもある。その人々の集まりを「…

日本の「哲学」を読み解く―「無」の時代を生きぬくために (ちくま新書)

西田幾多郎 和辻哲郎 九鬼周造 三木清 の概略がわかる本。 ・九鬼は「いき」を垢抜けして諦め張りのある意気地色っぽさ と定義する。いきは自他を縛るしめった情愛を切捨てた自由なる浮気心である。 ・三木清は、制度、つまり道徳や習俗、法律、政治、言語、…

パラダイムの魔力

パラダイムの存在に気づき、行動心を煽る本。 メモ 多くの場合、パラダイムは目に見えない。それは「いつもやっていること」だから。無意識にやっていることも多い。それでも、かなりの程度、行動を決定するのはパラダイムである。白人の男性は、白人男性社…

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか

東洋人と西洋人の認知についての違いについて論じた本。 生まれか育ちかという論争が遺伝学や心理学で繰り返されてきてよく知られた言葉である。「柔らかな遺伝子」マット・リドレー著によると「生まれは育ちを通して」ということになる。つまり、人の人生や価値…