経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか (平凡社ライブラリー)

「会社勤めは金に雇われた奴隷」 この言葉が刺さる。会社を否定するわけではないけど、仕事が楽しくないヤツは会社にいるべきではない。



メモ
・日本のほかに平和憲法を持っている国コスタリカ。国内の軍事クーデターが起こり独裁政権をつくらないようにするため、軍隊を持たない。
内政干渉でなくて発展、搾取でなくて発展、暴力的な変化でなくて発展。発展といい変えれば、ある文化、ある人々が内在していた能力を開放するイメージになる。
・マイナス成長という言葉。 マイナス伸びている マイナス高い マイナス発展している これがイデオロギーである。筋が通っているように思わせている。発展は正義だと。
・経済発展は貧富の差をなくすのではなく、貧困を利益が取れるかたちにつくりなおすこと。貧困の近代化。
・世界の人口の20%が、世界の資源の80%を消費している。
・対抗発展? 物質から精神へ 経済主義から快楽主義へ どうやったら切り替えれるのか。楽しいから仕事をする、楽しいからお金で物を買う、それが偽りだとしても。対抗発展

はそれに代わる楽しみを植え付けないといけないのでは。
・民主主義デモクラシーの意味 ギリシャ語源 デモスは民衆 クラティアは力 つまりは人が集まった力。
・「サボタージュ」 フランス語 日本語のサボるの語源。フランス語のサボー木靴が語源で機械の歯車に木靴を挟むと機械が壊れてサボれることから。
・会社勤めは金で買われた奴隷、賃金奴隷なのかもしれない。資本主義のイデオロギーに飲み込まれている?
・2世代で5000もの言語が絶滅する。グローバライゼーションは、画一化。生命の死を意味する。多様性あっての適応である。
・「ピジン」2つの言語が接触してできる言語をピジンという。それが独立した言語になるとクレオールという。
植民地主義帝国主義→経済発展論→グローバライゼーション
・対抗発展は禁欲主義ではなく、本当の意味の快楽主義。消費による快楽ではなく、人間の本質的な楽しさ、快楽、幸福を感じる能力を発展させること。