クリストファー・アレグザンダーの思考の軌跡―デザイン行為の意味を問う 単行本 – 2015/6/27
長坂 一郎 (著)

デザインの究極的な目標は形だ。

すべてのデザインの問題は、次の二つの実在の間に適合性をもたらそうとする努力から始まる。その二つの実在とは、求める形とそのコンテクストである。

デザインの問題は、「コンテクストに適合する形を求めること」とアレクサンダーは定義した。

デカルト方法序説 分析、綜合、枚挙

形は機能に従う?
自然科学ではまず事象(形)ありき。その観察によって機能(役割)を意味付けられる。
つまり、機能は形に従う。

形は意図(目的)に従う

ニーズとは、人の持つ傾向である。
例えば、
「オフィスで働く人は外の景色を求めている」ではなく、
「オフィスで働く人は外の景色を眺めようとする」とすると
客観的な検証が可能になる。


デザイナーの仕事
1.二つ以上の傾向の間にコンフリクトが生じている状況を特定する(課題の発見)
2.コンフリクトを解消するのに必要にして十分な幾何学的関係を求める(課題の解決)


形はニーズに従う。
形は実際の動作の傾向に従う。

デザインとはなんらかの秩序を作り出すもの。

宇宙の真理ブラフマン、自己の真理アートマン。ウパニシャウッド