生物から見た世界 (岩波文庫)

これは良い本だ。


・人間の瞬間は18fps
 一秒に18回以上の振動は聞き分けられない。単一音に聞こえる。
 一秒に18回以上の皮膚をつつくと一様な圧迫として感じる。
 映画は一秒に24フレーム変わる。

・ミツバチが花の形で蕾か咲いているか判断したり
 ヤドカリが穴の空いたものなら何でも住みかにしたり
 ガが高い周波数音で逃げ出したりするのは自然の秩序。本能の定義はわからん。
 アフォーダンスの極みです。

アフォーダンスの概念構造を考えよう
 自然→本能→習性→習慣→癖→学習→躾→規則

アフォーダンスの上手い例示はないか?
 便器の的▼▼▼
 じゅうたん→道、進む方向
 畳→寝転ぶ、座るもの
 明るい四角 →窓

・知覚された像は自らの行為によって新たな意味を持つようになる。この行為のトーンを作用トーンと呼ぼう。

・ドイツ語umwelt。環世界。主体、人間や動物や昆虫が意味を与えて構築した世界のこと。エンバイロンメント環境は客観、環世界は主観。

・どこまで機械論的に考えればいい?外部環境からインプットされる刺激で行為アウトプットが出てくる。これは生物の活動としてベース。人間の仕事も一緒ね。あとは思考とか感情とか複雑な内部操作系を捉えることが出来るかにかかってる?
複雑系科学とかカオス理論とかはそれを解決できるの?生理学系の科学は人間の行動を予測できるようになるの?心理学系とか統計学のやり方ではなく。