思考の整理学 (ちくま文庫)

価値観がしっかりしていないと、大切なものを忘れ、つまらないものを覚えていることになる。これ大切。


メモ
・学習について グライダーと飛行機の違いのように、学校は自力で飛べないグライダー人間を作り出す。自由に飛べる飛行機人間になるにはどうすれば良いか
・テーマはひとつでは多すぎる。2、3もってスタートすべし。見つめた鍋のようにならないように。
・エディットの方法
考えたものをカードにする。カードがたくさんできたらカルタのように並べておもしろい順序にする。頭のなかを表にだしたやり方。
・エディターシップと俳句とエリオットの没個性説インパーソナル・セオリー は似ている。
・思考の整理とは、低次の思考を、抽象のはしごを登って、メタ化する行為。
 抽象のはしごをおりろ!と命じたのは一般意味論。
・三上 鞍上、枕上、厠上の三つがいい考えが浮かぶ場所。中国。いまでいうなら、通勤電車のなか、布団のなか、トイレのなか。
・価値観がしっかりしていないと、大切なものを忘れ、つまらないものを覚えていることになる。これ大切。
転地療法というのがある。土地の持っている空気、生理的なコンテクストが変わると、発想も変わる。植物も育ちが変わるように、人間だってそこを考えるべき。教育。自分自身の苗を自身で植えかえるように。
ピグマリオン効果 AB二つに分けたグループに対してBだけ成績に関わらず褒めると、Bのほうが成績が伸びる。褒めると育つ。
・浮世離れした知的な会話をするには、身近な人の話や固有名詞を使わない、話が小さくゴシップになる。
 〜だった〜した、とか過去の話をしない。ゴシップにならないよう。
 〜じゃないか?、〜と思うといった表現で話す。
・月光会 1770年代、それぞれの専門家が雑談する会。エラズマス・ダーウィン、ワット、プリーストリーなど。
・似たものは似たものに影響することが難しい。
・従僕に英雄なし
 夜目、遠目、笠の内
 隣の芝はあおい
・そうだ、自分にできることを探せばいいんだ。