デザイン言語2.0 ―インタラクションの思考法

デザイン精神、美、情報デザイン、インタラクションデザインについて、周辺的なヒントを与えてくれる書。


メモ
・五感からの入力、行動という出力。人から出力されるものは物理的には信号にすぎないが、それを解釈する人にとっては、喜びや感動や悲しみであったりする。人というモジュールの構成要素は、楽しさのセンサーや快感のアクチュエータでもあることを忘れるな。
・「クリストファー・アレグザンダー」パタン・ランゲージ
・「ウィリアム・ミッチェル」建築の形態言語
・「セイモア・パパート」知識は、理解の一部に過ぎない。本物の理解は、実際の経験によって得られる。
・デザインプロセス 仮説設定とその検証によるアブダクションのループである。
・「味のデザイン 」味良く、食べ良く、姿良く
・料理人の位 1板長 2煮方 3焼方 最後は追いまわし
・魚の膳はなぜ左が頭か? 江戸初期に日本橋の魚河岸で積めた魚が痛まないよう、痛んでも片方だけ痛むよう頭を左に合わせた。
・着眼大局、着手小局
・Haptic触覚的な「ヘルムホルツ」 すべては皮膜の上の出来事である。
・「原研哉」 デザインは情報の建築であり、その建築は情報の受け手の脳のなかに建てられるものである。
・「リチャード・ソウル・ワーマン」 情報デザインのゴールはユーザーに力を与えること。
・人間の本能、先天的欲求 集めたい 競争に勝ちたい 繋がりたい 愛されたい 愛したい 美しくありたい 時間潰しをしたい 気分を変えたい 刺激がほしい 影響されたい 知りたい 学びたい 追い付きたい
・人間はフレーム数60/秒 の映像で興奮、リアル感を感じる。視野60%で興奮、没入する。生理指標で計測済み。
・受動と能動 映像は受動、パースペクティブは人。ゲームは能動、パースペクティブは画面。人間はどちらかにしかスイッチしない、両方はありえない。
・インタラクションの意味 双方向と対話型の2つをわけて考える。
・「イライザ効果」 応答してくれるコンピュータシステムに親しみを感じる現象。1966年イライザという名前のカウンセリングするプログラムから由来。
・「ジェームズ・W・ヤング」 アイデアとは既存のものの組み合わせにほかならない。
・designはde+Sign しるしを与える、姿を描く
・「松本文夫」 デザインの目的は、問題解決Solutionと価値想像Creation
・4つのC Cybernetics Chaos Complexity複雑系 Catastrophy
 存在論的メディア論−ハイデカーとブリリオ