生活の質を上げるというデザイン概念で発想すると良いかもと思う

U-siteを読んでいて。
↓生活の質を上げるというデザイン概念で発想すると良いかもと思う。

          • 以下引用------------------------------------

 Quality of Life(以後QOLと略記)という概念は、北欧系の人々の好む概念で、それが生活の基盤になっているとされている。北欧系のHCI研究者は、この分野の研究もそこに目標を設定すべきだ、と主張している。そんなわけで、スウェーデンの知人に参考書を探してもらったのだが、どうも適当な本はないらしい。あまりに日常的な考え方なため、かえって本にはまとめられていない、ということらしい。そこでamazon.comで調べると、いろいろと検索できたのだが、どうもガン患者やエイズ患者などに対して、人間らしい生活を送らせるにはどうしたらいいか、というような類のものが多い。ようするに、これらは、日常水準よりも低下した生活を元の水準に近づける、という方向性のものである。前述の本は、そうした類書の中で、一般の人を対象にした数少ないものの一つであった。ただし、書いてあることは、臨床心理学(認知行動療法)の立場から、ストレスから解放された生活を送るにはどうしたらいいか、というような話が中心だった。そんなわけでユーザビリティとの関連性についてはあまり明確なヒントは得られなかった。